ウイルスとは

ウイルスとは

ウイルスは、他生物の細胞を利用して自己を複製させてます。
極微小な感染性の構造体で、タンパク質の殻とその内部に入っている核酸からなります。
生命の最小単位である細胞や生体膜である細胞膜も持たないため、小器官がなく自己増殖することがない、非生物となされていることが多い。

ウイルスは以下のような点で、一般的な生物と大きく異なる。

  1. 非細胞性で細胞質などは持たない。基本的にはタンパク質と核酸からなる粒子である。
  2. 大部分の生物は細胞内部にDNAとRNAの両方の核酸が存在するが、ウイルス粒子内には基本的にどちらか片方だけしかない。
  3. ウイルスは段階増殖をする。また、ウイルス粒子が見かけ上消えてしまう「暗黒期」が存在する。
  4. 代謝系を持たず、自己増殖できない。他生物の細胞に寄生することによってのみ増殖できる。
  5. 自分自身でエネルギーを産生せず、宿主細胞の作るそれを利用する。

細胞は生きるのに必要なエネルギーを作る製造ラインを持っているが、ウイルスはその代謝を行っておらず、代謝を宿主細胞に完全に依存し、宿主の中でのみ増殖が可能である。

ウイルスに唯一できることは他の生物の遺伝子の中に彼らの遺伝子を入れる事である。
厳密には自らを入れる能力も持っておらず、細胞が正常な物質と判別できず、ウイルスのタンパク質を増産するのを利用しているだけである。

ウイルスが感染して増殖すると、宿主細胞が本来自分自身のために産生・利用していたエネルギーやアミノ酸などの栄養源がウイルスの粒子複製のために奪われ、いわば「ウイルスに乗っ取られた」状態になります。

これに対して宿主細胞はタンパク質や遺伝子の合成を全体的に抑制することで抵抗しようとします。
一方でウイルスは自分の複製をより効率的に行うために、様々なウイルス遺伝子産物を利用して、宿主細胞の生理機能を制御しようとする。
ウイルスが自分自身のタンパク質を一時に大量合成することは細胞にとって生理的なストレスになり、また完成した粒子を放出するときには宿主の細胞膜や細胞壁を破壊する場合もある。
このような原因から、ウイルスが感染した細胞では様々な生理的・形態的な変化が現れる。

ウイルス感染による細胞死
ウイルスが細胞内で大量に増殖すると、細胞本来の生理機能が破綻したり細胞膜や細胞壁の破壊が起きたりする結果として、多くの場合、宿主細胞は死を迎える。
ファージ感染による溶菌現象もこれにあたる。多細胞生物の細胞では、ウイルス感染時に細胞周期を停止させたり、MHCクラスIなどの抗原提示分子を介して細胞傷害性T細胞を活性化したりして、アポトーシスを起こすことも知られている。
感染した細胞が自ら死ぬことで周囲の細胞にウイルスが広まることを防いでいると考えられています。
持続感染
ウイルスによっては、短期間で大量のウイルスを作って直ちに宿主を殺すのではなく、むしろ宿主へのダメージが少なくなるよう少量のウイルスを長期間に亘って持続的に産生(持続感染)するものがあります。
宿主細胞が増殖する速さと、ウイルス複製による細胞死の速さが釣り合うと持続感染が成立する。
持続感染の中でも、特にウイルス複製が遅くて、ほとんど粒子の複製が起こっていない状態を潜伏感染と呼びます。
細胞の不死化とがん化
多細胞生物に感染するウイルスの一部には、感染した細胞を不死化したり、がん化したりするものが存在する。
ウイルスを腫瘍ウイルスまたは、がんウイルスと呼びます。
ウイルスが宿主細胞を不死化あるいはがん化させるメカニズムはまちまちですが、宿主細胞が感染に抵抗して起こす細胞周期停止やアポトーシスに対抗して、細胞周期を進行させたりアポトーシスを抑制したりする遺伝子産物を作る場合(DNAがんウイルス)や細胞の増殖を活性化する場合、またレトロウイルスでは宿主のゲノムにウイルス遺伝子が組み込まれる際、がん抑制遺伝子が潰された結果、がん化にいたります。

個体レベルでの影響
ウイルス感染は、細胞レベルだけでなく多細胞生物の個体レベルでも、様々な病気を引き起こす。このような病気を総称してウイルス感染症と呼びます。
インフルエンザや天然痘、麻疹、風疹、後天性免疫不全症候群(AIDS)などのウイルスはしばしばパンデミックを引き起こして人類に多くの犠牲者を出しました。

ウイルス感染症における症状の中には、ウイルス感染自体による身体の異常を起こし、発熱、感染細胞のアポトーシスなどによる組織傷害のように免疫応答を含む、対ウイルス性の身体の防御機構の発現自体が健康な身体の生理機構を変化、さらには身体恒常性に対するダメージとなり、疾患の症状として現れるものが多いです。

 

Follow me!

by水野 誠一1

高校卒業後に4tトラック運転手から生産管理職などの仕事を経て介護の世界に福祉業界に入りました。 介護職をしながら准看護師・看護師の学校に通い38歳で看護師資格を得ました。 当時の名称では、ホームヘルパー2級の資格をとってから介護職に 5年間、介護職をしながら准看護専門学校に准看護師で働きながら 看護師専門学校にそれぞれステップアップしてきました。 看護師として療養病棟、内科病棟、手術室、救急外来、福祉施設で務め早くも看護師として10年超えましたが、まだまだ勉学していきます。(現在も勤務してます)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


PAGE TOP